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萎凋釜炒り茶とは

一般的に日本で緑茶や煎茶といわれるお茶は、摘んだ茶葉を蒸して熱を加えることにより、発酵の進行を止めます。お茶の葉は摘んだ直後から、茶葉に含まれる酵素により酸化発酵(これを萎凋-いちょう-といいます)がはじまりますが、煎茶はこの発酵を速やかに抑えることで新鮮な香味を保つお茶なのです。

一方で、あえて萎凋をさせることで、発酵により醸し出される香りを楽しむお茶も存在します。台湾の文山包種はこの製法で有名な軽発酵のお茶で、日本の緑茶に近い味わいと華やかな香りで人気があります。

kiwahaで扱う萎凋釜炒り茶も、この文山包種に近い製法でつくった軽発酵のお茶です。日本の緑茶品種の茶葉を萎凋させ、花のような香りを発揚させた後、釜で炒って殺生します。

蒸して殺生するお茶を蒸し製茶と呼ぶのに対し、釜で炒って殺生するお茶は釜炒り茶と呼ばれ主に九州地方で作られる緑茶です。この釜で炒る手法は古く中国から伝わり今に残ったもので、前述の文山包種ほか、ほとんどの中国茶が釜で炒って殺生を行います。釜炒りしたお茶は茶葉が少し丸まったような形状になります。

kiwahaの萎凋釜炒り茶は、宮崎、五ヶ瀬の釜炒り茶の名手である五ヶ瀬緑製茶の興梠洋一さんの手によるもの。丁寧に萎凋をほどこし釜で炒って仕上げたお茶は、花や果実のような華やかな香りと苦渋みの少ないクリアですっきりとした味わいが楽しめます。

五ヶ瀬萎凋釜炒り茶 ふうしゅん2020春摘みはこちら