茶葉から紅茶を淹れること-香りを感じる楽しさ
紅茶を飲むとき、どんな淹れ方で飲むでしょうか。恐らくティーバッグで淹れる方が多いのではと思います。手軽に一カップ分を淹れることができるティーバッグ、便利ですよね。
紅茶には大きく、ルースリーフティーとティーバッグの2種類があります。ルースリーフティーとは茶葉の状態のままのお茶のことです。それではティーバッグとルースリーフティー、同じお茶で味は変わるでしょうか。
答えは変わる場合もあるしあまり変わらない場合もあります。お茶は淹れ方によって大きく味が変わるので、それぞれ適切な淹れ方をすれば味を近づけることができます。だったら、手軽なティーバッグの方が利便性が高くてよいのでは？と思われるかもしれませんが、ティーポットで淹れるルースリーフティーならではの良さもあります。
少しゆっくりと時間をかけてティータイムを楽しみたいとき、ティーポットで丁寧に淹れる紅茶はとても贅沢です。よい紅茶は、茶葉を入れたポットにお湯をそそいだ瞬間からとても良い香りが立ちます。その香りは紅茶によって千差万別で産地や品種、製法の違いで多種多様な香りがあります。
抽出が進むと香りも変化します。はじめは茶葉の表面についた香りが、茶葉にお湯が浸透してくると、茶葉に含まれていた香りの成分が溶け出して、本来の香りが立ってきます。こうした香りの変化を感じながらお茶を淹れるのも、ルースリーフティならではの楽しみです。ルースリーフティーは、茶葉のグレードによって、蒸らした後にもとの葉の形に戻ります。その形や大きさ、色、香りも千差万別。紅茶をカップに注いだら、蒸らした後に葉の形に戻った茶葉の見た目や香りも楽しみましょう。
紅茶は茶葉を発酵させることによって様々な香りの成分を生みだします。その種類は数百種類ともいわれています。それは生産者や作り手の腕によっても大きく変わります。そんな香りをぜひティーポットで淹れて感じてみませんか。
とはいえ、kiwahaでも将来的にはティーバッグを扱っていきたいと考えております。忙しいときや時間がない時はティーバッグで、ゆっくりとリラックスしてお茶を楽しみたいときはティーポットで、その時々でお茶を楽しみましょう。