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お茶を淹れるということ

煎茶は冷めたお湯で淹れたほうが美味しい。よく言われることです。けれど、沸騰少し前のお湯を湯冷ましに注いで冷めるのを待つ。簡単便利が幅を利かす世の中少し面倒なことかもしれません。そう感じるのはきっとお茶を飲むことだけを目的にしてるからかもしれませんね。

ただお茶を飲むということであれば、ティーバッグでもペットボトルでもいくらでも選択肢がある時代。私も仕事中や時間のない時、しばしば利用しています。

でも時にはあえて、早く飲みたい気持ちを抑えて、頭を空にして、誰かのためにあるいは自分のために、美味しいお茶を淹れることだけに集中してみる。繊細な香りに感覚を働かせてみる。



良い煎茶は、低い温度で淹れると思いもよらない香りに出会うことがあります。今日淹れたお茶は、近日発売予定の八女の樹齢65年のやぶきた。口に含むとほのかに感じる花のような香り。絞り出しの中で広がる美しい色合いの茶葉。



ひと揃えのとっておきの茶器を使って、目で、鼻で、舌でお茶を淹れることすべてを味わう。急いていた気持ちも少し落ち着いてきませんか。そんなふうにお茶を淹れて気分を整えるのもお茶の楽しみ方のひとつです。